CONCEPT

ごあいさつ

共想そして共生へ・・・

昨今、時代の流れと共に建物の多くは商業化の波に呑まれつつあります。

公共建築がすっかり鳴りをひそめる一方、
住宅をはじめ、オフィスビル・商業ビル・マンションなど
多くの民間建物は商品化され、さらには証券化されるまでになりました。
そうした建物は必ず、収益性がなににも増して優先され、
ローコスト化、合理化、目先の目新しさを求められるようになりました。
一方、その中で私たち建築士は同時に安全性・耐久性・竣工後の
維持管理のしやすさ、さらには、省エネ等、環境に対する配慮が
とても大切になってしました。

今や、クライアントは
かつてのように一建築主に留まらず、
建物を利用するエンドユーザーやさらにとりまく
社会全体が対象となっています。
さらには、環境配慮という観点からは、
私たちの地球そのものがクライアントといっても
過言ではありません。

それそれ立場の異なる人たちと共に、
同じ地球市民として共存し、共生していくことを目指して
私たちは建築を通して、社会貢献していくことを
生甲斐にしたいと思います。

それぞれご依頼を頂く建築主とまずはそういった想いを共有し、
さらにはその先にある樋地や、もの、自然と想いを共有し、
共に生きることの大切さを忘れてはなりません。

それには、何事にも感謝の気持ちを持ち続けることがとても大切であります。

代表取締役 三谷滋伸

仕事の取組み

建物が完成した時、私たちはクライアントに建物を 「引き渡す」と言います。

建物は、この時がまさに「誕生」であり、ここから生きることを始めます。
私たちは「引き渡して」そのプロジェクトを終了させるのでなく、
私たちには「誕生」したこの建物の生き方を見守っていくことも
またとても大切なことです。

私たちにとって建物とは、子供であり、建物から見れば私たちは親であります。
そんな子供たちの将来の行く末を ずっと見守ってやらなければなりません。

誕生した建物は、人と共に生きることをはじめます。
そして、建物は人の成長と共に、また時代の移り変わりと共に
その使命は変遷していきます。

そのためには、日頃のメンテナンスと、
変化に対応した リニューアルが必要です。

弊社では、One Teamでの設計施工一貫体制で、
こういった考えの下、仕事に取り組んでおります。
デザイナーが核となり、エンジニアと協力しあい、
職人さん、メーカーの方達と
知識・知恵、そして汗を共有して 作り上げていきます。

そして、私たちは生み出した
親としての責任を自覚し、
子としての建物を見続けていきます。

共想・共生を合言葉に・・・